屋上緑化を取り入れるために

魅力的な屋上緑化を手に入れるためには。

屋上やベランダを上手く活用し特別な空間を作ることで、憩いの場、癒やしの場ができます。その他にも様々なメリットがあり、省エネ、建物の保護、特徴ある緑化、環境問題への取り組みとしても注目されています。

④ウッドデッキと芝生の絨毯。実のなるジューンベリーも植えました。土厚は10cmです。

屋上緑化実績•専門知識のあるの業者選び

造園業者の中でも公共事業を専門に行っている会社もあれば個人の住宅を専門に業務を行っている会社まで様々です。
地上にあるお庭と違いビルの屋上に造る屋上緑化は専門性が高く数多くの施工実績が多いところが安心して相談・依頼が出来るといえます。また屋上緑化を取り入れるためには通常の造園経験だけでなくその他の知識や技術が必要です。
造園の技術は国家資格ですので資格所持者がいる造園会社が、高い専門知識がある目安にもなります。その他にも、お見積りの説明をきちんと行ってくれることやお客様の話をしっかり聞いてくれ不安や疑問を感じることない造園業者を選ぶことをオススメします。

環境に対応ランニングコストの把握

屋上緑化の維持管理レベルをどの程度行うかは事前に私たちのような屋上緑化専門会社と綿密な打ち合わせが大切です。この管理レベルの内容によって大きくコストが変わります。私たちは長期的な目線でのランニングコストを計算するだけでなく防水改修や植物、基盤、緑化施設などのメンテナンス費用も含めて算出しています。無理のない最適な年間スケジュールを作成し的確に管理を行うことが最も大切です。

施工から維持管理までの継続と計画性

失敗のない屋上緑化を行うためにはまず建物の構造を十分に確認します。建物の屋上には重量制限があるため植物の生育に必要な土壌そのものに耐えうるかどうか、あるいは専用の土壌を使用する範囲を正しく決めていきます。また屋上で植物を栽培しても水漏れなどの心配がいらない防水仕様となっているかなど事前の調査が必要です。必ず施工後のメンテナンス管理までを含めたプランを作ってから取り掛かることをお勧めします。

安全対策について

漏水防止の安全対策

植込みの内の排水経路やテラス部分の雨水排水など事前に十分調査を行います。
施工する際には排水勾配やパラペットとの納まり具合を十分に確認し、ルーフドレンカバーの設置を行います。
建物内はもちろん室内への雨水流入を防止するために排水溝の設置やレベル差など安心できる施工を行います。

転落•落下防止の安全対策

植物のプランターや屋上に置いている物が風などで飛ばないようにしっかりと固定することは重要です。また枯れ枝や植栽に出来た実などが下に落ちてケガなどおこらないように樹木の配置を十分に注意したり固定することも大切です。
基本手すりの高さは110cm以上にします。
ラティスも110cm以上にし、小さい子どもがいる場合ラティスや花壇の縁に足がかからないように十分に配慮する必要があります。

強風の安全対策

建物の高さに関わらず屋上である限り強風での影響はあるものと考えておきましょう。強風により植物が飛ばされたり、ユニット製品までもが強風にあおられて飛んでしまうことがあります。ユニット式の緑化製品には必ず強風対策が施されたものを使用し、予めネットを張るなど工夫が必要です。

樹木や土などの重さ

屋上という場所であるため軽量化された植栽基盤や軽量な資材を使用することはとても重要です。チェックしなければならないポイントは植える植栽の大きさで土壌厚が決まるということです。つまり積載荷重の確認が最も重要で、建物の構造や防水仕様をみて緑化の目的や管理形態に合わせて植栽基盤資材の選定を行います。

近隣への配慮

プライベート空間を作る屋上緑化ですが、近隣への配慮は必要です。例えば近隣への日照を考慮したデザインにしたり、野鳥などの糞が階下に迷惑にならないように餌台などを注意して設置しましょう。また階下に落ち葉や植物のツルが影響しないようにすることも大切です。植物に水を注ぐときは階下に落ちないように十分注意が必要です。